自治体向け防災カメラサービス【ビューちゃんねる】

防災カメラで警戒箇所を遠隔監視し、夜間・休日でも素早い初動体制を構築できる | 埼玉県 朝霞市様

埼玉県 朝霞市様
埼玉県の南東部に位置する朝霞市。人口約140,000名ほどの同市において、浸水・冠水が頻発する重点箇所の監視を目的に「ビューちゃんねる」を2022年よりご導入いただいております。

導入の目的

  • 豪雨/台風が発生した際に職員の安全を確保しつつ情報を集めたい
  • 有事の際の初動対応を早めたい
  • 被災状況の情報を収集し、その後の防災対策に活かしたい

導入した結果

従来は職員が現場で直接状況を確認していたところ、導入後は事務所のPCから市内全域を常に把握できるようになりました。それによって冠水箇所への人員配置計画が立てやすく、パトロールや通行止め対応の効率化につながっています。夜間や休日もPCやスマートフォンでライブ映像を確認できるため、初動体制の構築に役立っています。

ビューちゃんねる導入までの道のり

ー防災について今までどのような課題がありましたか?

朝霞市は起伏が激しく、昔から低地の浸水被害が頻発しています。台風シーズンは職員を招集して、現場に派遣するかたちで対応していました。市内の十数箇所で浸水・冠水が頻発し、豪雨時の冠水状況を把握するためには職員が重点箇所を定期パトロールせざるを得ないことが最大の課題でした。

ー「ビューちゃんねる」導入のきっかけを教えてください

副市長が新聞記事で毛呂山町様の活用事例を知ったことがきっかけです。道路整備課と危機管理課の職員が毛呂山町様へ実際に運用確認に行き、導入への話が進みました。ビューちゃんねるを導入することで、定期巡回する負担を解消できることが大きな決め手になりました。他にも、十数箇所もの場所を遠隔で一気に確認できる点や、写真データを得られる点が非常にいいと感じ、導入を決めました。

ーこれまでにカメラやセンサー導入の検討はありましたか

具体的な話はありませんでした。浸水被害が発生する度に、実際に現場に足を運んで経験を積んできたため、防犯カメラのようなものがあれば良いとは思っていましたが、このような監視カメラシステム導入の動きがあるとは知りませんでした。副市長をきっかけに初めて道路監視カメラの存在を認識しましたが、導入により大雨時の対応がスムーズになったと感じています。

ー導入プロセスで大変だった点はありますか?

やはり予算の面です。予算がなければ行政は進みませんが、防災設備においては充実していることも重要です。限られた予算の中で効率的に整備するバランスを考えながら進めるのが大変でしたね。また、カメラの設置について、排水機場周辺など家屋がない場所はスムーズでしたが、住宅地ではプライバシー配慮が必要となります。住居が画角に入らないよう調整をし、やむを得ず入る可能性がある箇所は町内会長へ説明・同意取得で複数箇所を回りました。反対はありませんでしたが、少し大変でした。設置場所の選定や電柱への取り付け手続きはアーベルソフト様に依頼しました。全体の流れとしてはスムーズだったと思います。

ビューちゃんねるを活用した災害対応

ビューちゃんねるを活用した災害対応

ービューちゃんねるはどのような場面で使われていますか

主に大雨や台風シーズンに活用しています。カメラ映像と気象庁の雨雲レーダーを併用し、常に現場状況の監視を行っています。雨のシーズンが年々早まり、ゴールデンウィーク頃から備えが必要なため、年間の半分以上はこのシステムを使っている状態です。気象庁の雨雲レーダーで速報が入ると体制を編成して備えますが、雨雲の動きは予測が難しく、風向き一つで状況が変わることもあります。現在は、気象予測やITが進歩してきているため様々な情報を活用して対応している状況です。

ー導入後、どのような影響がありましたか?

従来は職員が現場で直接状況を確認していましたが、導入後は事務所のPCから市内全域を常に把握できるようになりました。それによって冠水箇所への人員配置計画が立てやすく、パトロールや通行止め対応の効率化につながっています。スマートフォンで夜間や休日も自宅から状況確認できることにより、遠隔での出動判断も可能になりました。
また、大雨・雷・強風などで現地確認が難しい時や人員不足時でも、PCでライブ映像を確認できるため、初動体制の構築に役立っています。

ー導入後の活用事例を教えてください

令和6年7月31日の集中豪雨(1時間107mm)では、ほとんどのカメラが水の押し寄せる状況を捉えました。初めて確認できた衝撃的な光景で、本当に助かりました。遠隔確認ができることで、夜間・休日の出動判断が推測から事実に基づくものに変わり安心感が増しましたね。道路整備課では、100ミリ豪雨後の検証で得た画像を住民への説明に資料として活用するなど、災害時映像の取得も簡単になりました。また、冠水時の対応として基本2人1組で1台の車でパトロールを行っています。その際、ビューちゃんねるで市街地の様子を確認し、状況に応じて人員を配分しています。

ー職員からの評価はどうですか?

好意的な意見が多いです。他部署からも「もっと見たい」という要望があり、今年度からIDを増設し関係課の閲覧を拡大しました。事務所で映像を見ながら人員配置を指示しているのですが、職員は個人スマートフォンで映像確認できるため、現場が落ち着いた際に「他の場所へ移動します」と自律的な提案が増え、非常に助かっています。

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自治体防災の今後について

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ーこれからのビューちゃんねる活用について教えてください

現状のカメラを見れば見るほど、監視強化の必要性を実感しているため、浸水・越水の恐れがある重要箇所にカメラを増設させていきたいと考えています。主要箇所は概ね設置済みですが、街は変化し、従来問題なかった場所で浸水が起こる可能性があります。固定的に「あと何台」とは分かりませんが、時代とともに変化するため、需要に合わせて増設していきたいです。

また、災害は突然起こるため、着任直後の職員でも簡単に概要把握できる仕組みが重要だと考えています。経験に依存せず誰でも初動把握できるよう、雨雲レーダー・河川水位などを一画面で一覧できるマルチ画面機能を活用していきたいです。複数情報(雨雲・河川など)を一画面で一覧できるマルチ画面は概要把握に活用し、詳細は別の専門ソフトで深掘りできるという流れが理想ですね。

ービューちゃんねるに求める今後の期待は何かありますか?

令和4年から使用しており、いつも迅速・柔軟な対応に感謝しています。静止画の画質は鮮明ですが、夜間や雨天時、特に光量がない土手沿いの排水機場では視認性が課題のため、夜間の視認性がもう少し向上するといいと思います。現在は3分間隔の静止画で監視しており、基本的に問題ありませんが、動画や1分間隔静止画のタイムラプス表示ができると嬉しいですね。これからバージョンアップが進めば市として非常に助かります。

ー同様の課題を持つ自治体へのメッセージはありますか?

ICT・デジタル活用が進む中、ビューちゃんねるはAIで冠水高さを判定しメール通知する機能があり災害対応に非常に有効です。また、リアルタイム映像の活用も防災上非常に有効で、人員が少ない中でも現地に行かず状況確認できるというメリットは大きいです。予算が許せば導入検討の価値は十分にあります。自治体によって対応は様々ですが、100mm級の大雨が発生した場合、現場での即断が求められます。このカメラシステム導入により、勤務時間外でも職員が自宅のスマホから朝霞市の状況をリアルタイムで確認でき、どこにいても迅速な対応が可能になりました。同じような問題に悩まれていましたら、ビューちゃんねるを導入することによって様々な課題が解決され、よりよい災害対策につながると思います。

※本記事に掲載している情報、所属及びインタビュー内容はページ公開当時のものです。

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